
「G1サミット」は、日本・世界を担っていくリーダーたちが学び、交流し、絆を深め、日本を良くする行動を起こすためのプラットフォームです。
「G1サミット」は、日本・世界を担っていくリーダーたちが学び、交流し、絆を深め、日本を良くする行動を起こすためのプラットフォームです。
(プログラムは予告なく変更される場合がございます)
日時 | 2024年02月22日(木)〜2024年02月25日(日) |
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参加費 | 企業経営者、政治家・官僚、学者・知識人・文化人、メディア等の方で、第一線でご活躍中の方々 (完全招待制) |
主催 | 一般社団法人G1 |
ロシアによるウクライナ侵略の先行きも未だ不透明な中、パンデミックに加えて、エネルギー危機や世界で急速に拡がる物価高、加えて日本国内では昨年、元総理が演説中に銃撃されるという事件も発生した。今、世界が、経済も国際秩序も、歴史的な分岐点を迎えているこの時代にあって、日本は世界に積極的に貢献する必要があるだろう。内向きではなく積極的に外に向かい、日本が世界に貢献できる方策を議論する。
世界が歴史的な転換点を迎えている中で、テクノロジーは凄まじいスピードでさらに進化している。ChatGPTをはじめとしたGenerativeAIの登場はさらにその変化のスピードを加速するだろう。激しく進化し、変化する時代にあって、デジタル、グリーンといった分野で日本が世界に貢献していくことはこれからの肝となるだろう。そうしたイノベーションを起こす日本のアカデミックの最新潮流を俯瞰する。
「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに2025年に開催される大阪・関西万博。2年後に迫った開催に向け、準備は本格化する。万博には、人・モノを呼び寄せる求心力と発信力があるとされるが、それを一過性のものとせず、関西の成長を持続させる原動力とするにはいかなる戦略と行動が必要か。昨年の「第3回G1関西」でも大いに議論された「関西万博」。その成功への鍵を探る。
昨年世界で急激に進んだインフレだが、ここにきて世界的なインフレ鈍化を背景に米欧などは利上げペースを緩めている。しかし、世界経済の先行きにはなお不透明要素が多く、地政学リスクも高まっている。誰もが先が見通しづらい変化の多いこの時代、これからの世界経済・アジア経済の先行きを解像度を上げて映し出す。
Monex Group Expert Director
決済システムの効率化や後払いサービスなどで市場を開拓してきたフィンテックスタートアップ。世界的な金融環境の変化によって、新たな死角はうまれているのか。これからはマクロ環境の変化に合わせたサービスの充実が成長を持続できるか否かの分岐点になり得る。専門家の議論からフィンテック産業のトレンドを探る。
英国で週休3日を試験導入した企業の売上高が平均で3分の1以上増えた一方で離職者は大幅に減ったという。勤務時間が減ると従業員のウェルビーイングが向上し生産性が上がるという。もちろん勤務時間だけではない。あらゆる要素で豊かで幸福な社会・ウェルビーイング型社会を実現するための道筋を探る。
ロシアによるウクライナ侵略によって世界の安全保障環境が激変する中、政府は今後5年間の防衛費を従来の1.5倍の43兆円程度とする方針を掲げる。激動の時代にあって、私たちは世界・東アジア地域の安全保障情勢を我々はどう認識しておくべきか?G7広島サミット議長国を務め、国連非常任理事国も務める2023年の我が国の安全保障政策の課題を探る。
新型コロナによるパンデミックの終焉も見えつつある中、インバウンド・観光関連の復活が期待される。今年1月の訪日客数は149.7万人で、コロナ前の2019年1月の56%まで回復。中国以外からの訪日客に限れば76%にまで回復している。順調にいけば年2000万人台が視野に入る。今後本格的な復活が見込まれるインバウンドに向けた日本観光産業の戦略と課題を探る。
2021年以降突如として大きな注目を集めたWeb3だが、その本質は15年ほど前に誕生したブロックチェーンの技術だ。固有の価値をブロックチェーン技術で証明するNFTや、分散型自律組織/DAOといったテクノロジーはこれからいかなるサービスを生み出していくのか。ブロックチェーンというテクノロジーによっていかなる世界が拓けるのか、その実態を探る。
第13回G1サミットにおいて大人気パネルとなった「孤独から考える包摂社会」。孤独・孤立は人生のあらゆる場面で誰にでも起こる問題であり、分断・格差の時代に、この問題への関心の高さが現れた。昨年のG1サミットでのパネルを契機に、実際に孤独・孤立に関する支援制度なども拡充されている。誰もが生きやすい社会を目指し、孤独・孤立問題を解決する方法論を今回も大いに議論する。
「歴史を学んで分かるのは、今まで歴史で起こったことのないことが、未来永劫起こらないとは限らないことです。」とはマハマト・ガンディーの言葉だ。激動の今の時代、歴史から学べることは多い。人間とは何か?現代人の生き方とは?これからの世界はどうなっていくのか?深遠なテーマを痛快に読み解いていく。
デジタルの力で、地方の個性を活かしながら社会課題の解決と魅力の向上を図るという政府の「デジタル田園都市構想」。政権の看板政策の一つであり、行政のデジタルサービスを増やすことなどを柱としている。政府の構想と絡めて地方行政のDX・地域のDXはどう進むのか。その現在地とゆくえを探る。
2022年を「スタートアップ元年」と位置づけ政権の目玉政策として「スタートアップ育成5カ年計画」がまとめられた。政府は「ユニコーン企業」の100社創出を目標に1兆円の予算を計上し、スタートアップ支援育成に本格的に取り組みたい構えだが、日本に本当のスタートアップ創出の生態系をつくるためにはいかなる戦略と行動が必要なのか。「スタートアップ育成5カ年計画」をHackする。
VR/AR(仮想現実/拡張現実)など「メタバース」関連のテクノロジーは着実に進化している。ゲームに加え、VRショッピングやAR画面での情報提供など、新たなサービスがゲーム以外にも拡がっていく可能性は大きい。ゲームが拡げるメタバース市場は今後どのように開拓されていくのか。メタバースの現在位置とビジネスの可能性を探る。
ロシアによるウクライナ侵略から1年。800万人もの難民が近隣国に渡っている一方、日本にも約2300人のウクライナ避難民が滞在している。そうした中、彼らへの支援体制やインフラの整備、仕事の提供といった多くの難しい課題が浮き彫りとなり、改めて我々日本人が移民政策について真剣に考える機会となった。今の日本の現状と課題、これからの移民政策のあるべき方向性を探る。
サステナビリティや社会の分断・AIの台頭などは、欧米のデザイン領域にも大きな揺さぶりをかけている。ビジネスにおけるデザインの役割が大きく変化する時代の中、世界のデザインの最新潮流を俯瞰し、その中で日本のデザインが果たしうる役割と貢献を、真摯に議論する。
研究機関と人材育成機関という二つの役割がある大学という組織。少子化に伴って大学の選別が進む中、ポジショニングの先鋭化がおこり、「研究推進」大学と「教育推進」大学への二極化が生じているという。ジョブ型雇用や人材流動化が進む中、各大学は独自の経営、独自の大学改革の道筋をいかに考えているのか。
既存事業の海外展開、海外での新規事業の創造に大成功したと言える日本企業は数少ない。国内市場での成長限界・海外市場への成長期待、パンデミック・ロシアによるウクライナ侵略・インフレや円安などのマクロ環境変化の中でも、いかに世界に積極的に貢献する新たなプロダクトやサービスを生む出すか、いかにバリューチェーンを構築するか、その試行錯誤から勝ち筋・学びを探る。
Web3、メタバース、GenerativeAIとテクノロジーの進化は凄まじい。一方、その多くは幻想で終わる。新たな概念が登場しては世界が興奮し、幻滅に変わる。その中の一握りのテクノロジーの登場が世界を変える。イノベーションの大元となるサイエンスの最前線では今何が起こっているのか。トップを走る研究者たちに見えている景色を覗いてみよう。
サンマやサバの急激な漁獲量の減少など海洋国家日本を取り巻く水産環境は近年大きく変化している。加えてウクライナ侵略やパンデミックによる世界的なサプライチェーンの不安定化、世界的な物価高騰によって、食糧安全保障の重要性は益々大きくなった。日本の水産資源と海洋環境を守り、食糧自給率を上げるための戦略と必要な行動をG1海洋環境研究会のメンバーが大いに議論する。
2022年サッカーワールドカップでの日本代表の活躍・ジャイアントキリングは多くの日本人に勇気と感動を与えた。今年も野球のWBC、バスケットボールのワールドカップと世界的な大イベントが続く。大いに盛り上がる日本のスポーツ界だが、課題や死角はあるのか?日本の強みを発揮して成長を続けられるのか?これからの日本スポーツの展望を語る。
ロシアによるウクライナ侵攻によって改めて浮き彫りとなった各国のエネルギー安全保障の脆弱性は、エネルギー政策の待った無しの現状を明らかにした。世界に積極的に貢献するGX・脱炭素・エネルギー政策とは何かをど真ん中から論ずる。
民主主義やGDP至上主義といった20世紀に私たちの常識となっていたゲームのルール自体をどう作り変えるか考える。ゲームのルールを変える。現代社会で、この世の中に存在しているさまざまなテクノロジーや社会状況、文化状況の中で、最も良い、または最もましな世界のあり方とは何なのかを、ゼロに立ち戻って考え直す、22世紀に向けた社会を考えるセッション。
2022年後半からのGenerative AIの熱狂は凄まじい。対話型でテキストを生成する「ChatGPT」は史上最速でアクティブユーザー1億人に達し、より質の高い画像が生成できる「Stable Diffusion」など、創造性に優れたジェネレーティブAIが次々と登場している。こうした新たなテクノロジーはこれから世界をどう変えていくのか?最新のテクノロジーが変えていくこれからの時代を先読みする。
ロシアによるウクライナ侵攻に象徴される世界の分断。国内外を問わず、「社会の分断」が最も大きなイシューとなっている現代社会、人々がSNSなどを通じて個々に情報を入手し、判断し、価値観を形成していく現代社会において、メディアの果たす役割は極めて大きく、その責任も果てしなく大きい。政治的、経済的、社会的な分断が世界と国家レベルで拡大している現在の世界におけるメディア、プラットフォーマーの責任と役割、問題の処方箋を論じる。
アスリートの育成におけるデータ活用・AIの重要性がこれまでにないほど高まっている。進化するテクノロジーを日本のスポーツ界はどう活かして世界で戦っていくのか。盛り上がる日本のスポーツ界を牽引するトップランナーたちがスポーツのこれからを議論する。
コロナ禍を機に、遠隔診療の部分的解禁などの規制改革も追い風となって医療分野のデジタルシフトが加速している。最新のテクノロジーを活用した日本のヘルスケア領域の改革のために医療従事者、起業家それぞれが果たせる役割とは何か。取り払うべき規制の壁とは。ヘルスケアDXの今とこれからを探る。
脱炭素や多様性を重視する社会に向けたESG(環境・社会・企業統治)経営に世界中の企業が取り組んでいる。株主も顧客もそして社員もESGを経営課題の中心に据えることを当然と感じるようになった。ESGへの取り組みを企業価値の向上につなげるにはいかなる方策が必要か。今改めてESG経営の意味と日本の役割を考える。
メディアアーテスト落合陽一氏と経済学者・データ科学者成田悠輔氏が考えるこれからの世界に有働由美子氏が切り込むセッション。「世界変化が速すぎて多くのコンテクストがないと理解できないことが増え世界はさらにAIで加速を続ける。メディアで正しいコミュニケーションをとることはさらに難しくなる。さてどうする?」
2022年の出生数は史上初めて80万人を下回り、日本の社会機能を維持できるか否かの危機的な状況にあると認識されている。コロナ禍の影響もぬぐえないが、欧米の多くの国はコロナ禍による出生減からすでに回復しており、ドイツやフランス、ベルギーなど少子化対策が手厚い国は回復が早い傾向がある。岸田政権が異次元の少子化対策を掲げる中、いかなる具体的な対策が有効なのか、改めて正面から議論する。
2023年、日本のエンタメは凄まじいことになると言われている。「鬼滅の刃」や「SPY×FAMILY」「チェンソーマン」などが躍進するアニメだけでなく、ゲーム、音楽、アーティスト、Vtuberなど様々な媒体で世界で勝てる可能性がある。最初からグローバル市場を意識して韓流ドラマやK-POPを世界的に大ヒットさせた隣国に負けない日本のエンタメ・コンテンツの世界戦略とは。
パンデミック、ロシアによるウクライナ侵略、エネルギー危機や物価高、さらには、安倍元総理の銃撃事件。なにが起こるかわからない激動の時代に、「世界に積極的に貢献する日本」とするためにリーダーはいかなる行動をすべきか。G7広島サミットを主宰する2023年、日本はまさに世界への積極的な貢献を体現する必要があろう。2日間にわたったG1サミットでの議論を振り返り、15年目を迎えたG1とメンバーそれぞれが出来る行動を全体で議論する。
(プログラムは予告なく変更される場合がございます)
日時 | 2023年03月17日(金)〜2023年03月21日(火・祝) |
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参加費 | 企業経営者、政治家・官僚、学者・知識人・文化人、メディア等の方で、第一線でご活躍中の方々 (完全招待制) |
主催 | 一般社団法人G1 |
世界を覆った新型コロナによるパンデミックもいよいよ出口が見えつつあるのか。オミクロン株流行の中でも各国ではコロナ以前の行動様式へ戻すための行動規制の解禁が進む。一方、ロシアによるウクライナへの侵攻など、国際情勢はかつてないほど緊迫し、戦後構築されてきた国際秩序は変更を迫られている。新たな日本のリーダーとなった岸田文雄総理のもと、我が国はいかなる方向に進むべきなのか。ポストコロナのグランドデザインを議論する。
新型コロナによるパンデミックは、テクノロジーによる社会変容・進化の速度を格段に高める結果となった。いまや人々は新たな技術を積極的に生活に取り入れ、社会を進化させている。その意味でアカデミックセクターが社会において果たす責任の重要性も高まり、変化してきたといえよう。常に進化し続けるテクノロジーの社会実装を通じて、さらに2050年カーボンニュートラル社会の実現に向けて、経済はいかなる成長を遂げるのか。密接に絡むアカデミー・テクノロジー・経済の観点からポストコロナの展望を望む。
クリミア半島の併合に続いてウクライナへの侵攻を進めるロシア。国際秩序に平然と変更を加えようとする新興国の実力行使に対して、米国バイデン政権と欧州各国はどのように対抗していくことになるのか。台湾海峡や南シナ海への膨張傾向を隠さない中国と隣接する我が国に、欧州の危機を対岸の火事として見ている余裕はない。複雑さを増すポストコロナの国際情勢のもと、我が国の外交・安全保障のグランドデザインを議論する。
超長期にわたるデフレと低成長に苛まれてきた日本経済。コロナによる社会構造や産業構造の変化を超えて、ポストコロナで世界経済を牽引するような飛躍を遂げるための新たな産業政策とはいかなるものか。岸田内閣が掲げる「新しい資本主義」や「経済安全保障」は日本経済の成長にいかなる貢献をもたらすのか。ポストコロナ時代に日本が取るべき経済政策の方向性を議論する。
昨年9月に発足したデジタル庁。コロナによる社会の変化を追い風に、これまで遅々として進まなかった行政部門のデジタル化を進めることが最大の狙いだ。ハンコ廃止などのスモールサクセスからスタートし、遠隔医療など徐々に規制の壁を乗り越えつつあるようにみえるが、ポストコロナに向けて日本社会のDXはどこまで進展するのか。その課題と展望を議論する。
TwitterやInstagram、YouTubeなど誰もがSNSから多角的に情報を入手し、発信する時代。不祥事や失言をきっかけにした「炎上」や意図的な「フェイクニュース」の蔓延、SNS上の誹謗中傷による自殺など過去には無かった新たな社会現象も頻発する。個人、公人、企業、政府はこうした社会現象とどう向き合い、いかなる姿勢で情報発信を行うべきなのか。メディア、ジャーナリズム、政治、戦略的コミュニケーションなどの観点から、ポストコロナ時代の情報発信のあり方を考える。
介護や福祉、保育や教育の現場など、デジタル化の最後の砦と考えられてきた分野においても、DXによる変革の波が押し寄せつつある。コロナによる社会の構造変化を機に、こどもや福祉の現場ではいかなる変化が起きているのか、そして岸田内閣が創設を決めたこども家庭庁はどのような役割を果たすのか。ポストコロナ時代を見据えてソーシャルセクターとDXの展望を議論する。
コロナによるサプライチェーンの分断は、改めて経営におけるサプライチェーンの重要性を認識させる結果となった。昨年財務省が行った調査でも、ポストコロナに向けて「サプライチェーンの多元化・強靱化」の必要性を挙げる企業が多く、「調達先の多様化」に加えてAIやロボットの活用による「デジタル化」がキーだとする経営者が多い。ウクライナ情勢や米中対立などでグローバルサプライチェーンの地政学的リスクも高まる中、サプライチェーンを強靭化するにはいかなる戦略が必要か。
急速に人々の関心を集めている「メタバース」現在何が出来て、今後いつまでに何ができるようになるのか。そして、新たなテクノロジーは社会にどのような変化をもたらすのか。世界に先駆けてメタバースへの投資を進めるトップランナーたちの議論から、web3.0に移行するこれからの時代を先読みする。
2年にわたるコロナ禍での生活は私たちの価値観を変え、潜在していた社会の諸問題もあらわになった。SNSで双方向で情報を入手し、発信しあうことが当たり前となる中、web上での誹謗中傷に耐えかねて自殺したり、孤独にさいなまれて社会を壊す行動にでる事件も頻発する。苦境にこそ、時代を超え、繰り返し再発見されるものを蓄えてきた宗教の精神が大きな役割を果たす。ポストコロナ時代において、人類は心の問題にどう向き合うべきなのか。
G1メンバーの行動で動き始めた日本の水産改革。水産流通適正化法が施行され、IUU漁業(違法・無報告・無規制な漁業)によって捕獲された水産物が流通しないよう2022末までに漁獲証明書を義務付ける作業が進んでいる。しかし、EUはすでに全魚種を漁獲証明書の対象とし、アメリカでも今年全魚種化に向けて法案が提出されている一方、日本は、国内漁業対象魚3種、輸入魚種4種の合計7種でスタートとなり、クロマグロなど重要魚種に関しては触れられておらず骨抜きの懸念も生じている。日本と世界の水産資源と海洋環境を守り、日本の水産業を再生するために私たちが取るべき行動とは。
コロナによるパンデミックは、世界の金融市場も大きく揺さぶることとなった。一方、コロナ禍でESG投資やインパクト投資が益々進むなどマネーの流れも変化している。世界的なインフレと金利上昇圧力の高まりによって資金調達も投資活動も全て順調だった時代にも終わりが近づいていると指摘されるが、コロナ禍を乗り越えた先の未来はどうなるのか。専門家の立場から見据えるポストコロナ時代のマネーの新潮流を議論する。
日本の大学の引用論文数の減少、世界ランキングの順位低下など、我が国の科学技術競争力の凋落が叫ばれて久しい。科学技術予算は、過去20年間に、米国とドイツが2倍弱、韓国で5倍以上、そして中国は十数倍にも増やしている一方、日本は横ばいだ。ポストコロナ時代、20年以上続く研究力低下に歯止めをかけ、イノベーションを起こし、世界をリードする技術力を再建するために日本が取るべき戦略とはいかなるものか。
昨年末G1に新たなイニシアティブが発足した。「G1あしながイニシアティブ」だ。貧困や虐待に苦しむ全国の子ども達を支援するため、経済界のみならずNPOやアート、スポーツ、教育など多様な領域で活躍するG1メンバーが自分達に出来ることを直接的に支援をすることで、将来的には全国に約600ある児童養護施設の子ども達を物心両面で継続的に支援し、子ども達の進学率の向上に向けた教育面でのサポートも拡充していく考えだ。志のあるメンバーが集うプラットフォームとしてのG1の利点を大いに活用する彼らの行動から、ポストコロナ時代の社会貢献の新たな形を考える。
コロナ危機において私たちは、現場の基礎自治体やNPOの努力にもかかわらず、真に支援を必要とする人々に対して十分な支援が届かないという、現状の制度とシステムの限界を突きつけられた。コロナ危機の教訓を踏まえて我々が克服すべき課題と目指すべき道筋はいかなるものか。貧困支援に取り組んでいるNPOなどと行政が連携し、網の目のように支援のネットワークを張るための仕組みづくりとその方法論まで、具体的に議論を展開する。
パンデミックを経て、テクノロジーの進化と市場の変化はその速度を増し、世界における競争も激しさを増した。GAFAMに限らず国境を越えてビジネスを展開する各国の企業と伍して日本の企業も世界で戦っていくため、経営者はその目線を一段上げ、世界を見据える必要がある。激変する世界で競争に打ち克ち、それぞれの分野で世界No.1を目指していくためのあらゆる戦略を議論する。
コロナ禍は日本が医療提供体制の「病巣」を放置してきた現実を浮き彫りにした。乱立する病院の統合再編は進まず、人口当たりの病床数が世界一多くても、1床当たりの医師や看護師が少ないため、有事の対応が脆弱となった。このため、昨年のコロナ禍では、医療ひっ迫により、搬送先が見つからず救急車が立ち往生する事態が相次いだ。医療界のガバナンス、医療資源の効率的・最適な活用、デジタル化など、これまで聖域だった課題にいかにしてメスをいれていけば、国民の命を守ることができるのか。コロナ危機で露呈した医療の課題の解決に向けた課題と展望を議論する。
パンデミックの渦中で開催された東京2020五輪大会。様々な意見があったが、金メダル27個を含む合計58個のメダルを獲得した日本代表選手たちの活躍に多くの日本人が勇気と感動をもらった。パンデミックという困難の下で開催した東京2020五輪が日本社会と日本人に残したものとは何か。私たちは大会開催を通じて得た知見や経験を今後どのように活かしていくべきなのか。昨夏日本人初のIOCアスリート委員に就任された太田雄貴氏、史上初の金メダルを獲得し大躍進した卓球界を支えるVICTAS松下浩二氏、オリンピック・パラリンピック等経済界協議会座長をつとめた栗山浩樹氏、そして元ビーチバレー日本代表選手で参議院議員の朝日健太郎氏を交えて、議論する。
多額の寄付金を独自に集め、数兆円規模のファンドを運用してその運用益を研究費や大学運営に充てる欧米のトップ大学と比べて、日本の大学の資金力不足は深刻だ。政府は10兆円の大学ファンドの運用を開始して大学を支援する計画だが、その実現は先の話だ。資金力不足に加え、少子化、学生がリアルで学ぶ機会の減少など、大学を取り巻く環境は厳しさを増す。人材育成は国づくりの基礎となる。その現場である大学経営の現状と課題、そして未来への展望を議論する。
コロナ禍による人々の生活スタイルの変化は、各メディアにどのような影響を与えているのか。実際、自宅で過ごす時間が増加したことに伴い、ネットやテレビ、ラジオといったメディアを利用する機会が増加しているという各種調査の結果が示されている。一方、SNSが情報の入手先として着実に浸透すると同時に、情報収集だけでなくコミュニケーションの場としてパイを奪っている実態も指摘される。ポストコロナの時代に、各メディアはどのような戦略で顧客の時間を取りに行くのか。メディアのこれからの可能性を議論する。
ここ10年のAIの進化はすさまじく、我々の日常生活やビジネスの中にも、AIが浸透してきている。責任ある運用によりAIの民主化を図り、日本の抱えるさまざまな社会課題解決につなげていくことが期待されている。この進化の先に私たちはどのような社会を目指していくべきなのか。AIとデータが生み出す社会の現在地と未来への展望を議論する。
外食産業や農業など、労働集約的な「食」にかかわる産業が抱えてきた課題は2年にわたるコロナ禍によって顕在化し、甚大な影響を受けた。一方、コロナ前から続く日本の食に対する世界からの評価の高まりは、決して消え去ってはいない。今後、インバウンドの復活やグローバルサプライチェーンの正常化を見据えれば、日本の食が世界に広がるチャンスは大きい。ポストコロナを見据え、日本の食の課題と可能性を議論する。
コロナ禍で子どもたちの学習環境も大きく変化した。水際対策で日本に入れなくなった留学生たちの学びの現場はどうなっているのか?教育界におけるEBPM(科学的根拠に基づく政策決定)導入の最新動向は?少人数教育の実態や、デジタルの導入の効果はいかなるものか?効果的でより良い教育環境を構築し、新たな時代の人材を育成するためには何が必要か。その課題と方法論を議論する。
テスラのイーロン・マスク氏は温暖化などの「地球課題の解決」を同社のミッションの中心に据え、経営判断を下す際には必ず「この決定は地球課題の解決に資するか」を突き詰めて判断するという。実際、ESGの考え方が急速に拡がり、投資家も消費者も企業の製品ではなく目的から判断して投資や消費を選ぶようになってきた。ポストコロナ時代を見据え、新たな時代に求められる経営のあり方を議論する。
企業経営におけるESGの重要性の拡大やパーパス経営の浸透などによって、Non-profitとFor-profitとの境界線が崩れはじめている。実際、最近では、起業家がお金だけではなく口も手も出して、社会貢献活動を行う例も増えてきている。コロナ禍で様々な社会課題が顕在化する中、政治、経営者、起業家、社会起業家はそれぞれの立場で何が出来るのか。日本を良くするために私たちが出来ることとは。
マンガ・アニメ、ゲーム、食、音楽、アート・・・。多様な現代文化を有する日本だが、世界への発信には課題も多い。またDXと脱炭素化をめぐる世界的競争で旧来型産業が苦戦する中、日本はいよいよ文化領域を成長産業として育てていくことが急務だ。Web3.0・NFTやメタバースという新たな環境変化もある中で、日本はいかに文化発信力と産業競争力を高めていくべきか。
1868年の明治維新から1945年の終戦まで77年。今年2022年はその終戦から数えて同じ77年となる。この日本政治の一つの節目の年に、憲法改正の論議は進むのか。昨年10月の衆院選で改憲に前向きな維新と国民民主が議席を増やし、改憲に向けた条件は整いつつある。国会でも憲法審査会の自由討議が開催され、与党自民党は国民的気運を高める対話集会などを全国で展開する。まさに日本社会のグランドデザインを定める日本国憲法を新時代に適合させるため、改憲に向けた道筋はどのように描かれるのか。
2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す持続可能な開発目標SDGs。その達成に向けて国や地方自治体に求められる役割、政府が企業に求める役割、そして企業が国に求める役割とはいかなるものか。グローバルな視点からみえる日本の課題も含め、SDGs達成に向けた展望を議論する。
地球は今まさに変化の時代を迎えている。ブロックチェーン。メタバース。次々に進化する新たなテクノロジー。Web3.0はどのような変化をもらたすのか。数年後には次なるGAFAMが生まれてくるのか。起業家は、不確実性を無数のフロンティアの誕生と捉えて、新たなチャンスをつかむ。今回もトップランナーたちに大いに放談してもらおう。
大学入学共通テスト試験会場の東京大前で受験生ら3人が刺された事件。孤独や自暴自棄からの無差別襲撃で周囲を巻き込む「拡大自殺」。そうした拡大自殺やSNSによる誹謗中傷に耐えかねての自殺が頻発する日本社会の今が示すものとは何か。社会の安全を守り、孤立してしまう人々に手を差し伸べるにはどうしたらよいのか。コロナ禍を経てより深刻化した社会問題を真摯に考える。
コロナによるパンデミックは、人類の英知と努力によって、コントロールできる明るい道筋が見えつつある。パンデミックをチャンスに変えて成長を続ける政治、経済、社会、そして人々。この危機を乗り越えた時、日本と世界はさらに強く、素晴らしい社会を形成しているに違いない。リーダーは困難な時代にこそ自分は何者なのかを考え、自身の使命を明確にし、高い精神性と勇気を持って、仲間と社会をリードしていくことが必要となる。ポストコロナを見据えた世界に向けて、「自覚して行動・提案するG1のリーダーシップ」をG1らしく前向きに全体で議論する。
(プログラムは予告なく変更される場合がございます)
日時 | 2022年03月18日(金)〜2022年03月21日(月・祝) |
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主催 | 一般社団法人G1 |
新型コロナによるパンデミックが世界を覆う中、超大国アメリカのリーダーが変わり、世界のパワーバランスの再構築が進む中迎えた2021年。日本でも新たに発足した菅政権が、コロナ禍をむしろ好機と捉え、今だからこそ出来る規制改革やデジタル改革を進めようとする。コロナを機に非合理的な規制を取り払い、社会のDXを加速し、日本が飛躍するために取るべき戦略とは。
衆議院議員 規制改革担当大臣
スマートニュース株式会社 代表取締役会長兼社長 CEO
東京大学 大学院経済学研究科・経済学部教授
慶應義塾大学 名誉教授
世界を覆う新型コロナによるパンデミック。世界各国と比べて格段に少ない感染者数に抑えている日本でも、昨年4月、今年1月と緊急事態宣言が発令され、経済活動が大きく制約された。一方、ワクチンの接種もスタートし、通常の社会の復活に向けて明るい兆しも見え始めている。パンデミックを乗り越え、感染拡大防止と経済再生の両輪を回す日本独自の戦略とはいかなるものか。現状の課題と将来展望を議論する。
参議院議員 参議院自由民主党幹事長
株式会社三菱総合研究所 シンクタンク部門副部門長(兼)政策・経済研究センター長 チーフエコノミスト
衆議院議員 経済再生担当大臣、全世代型社会保障改革担当大臣
慶應義塾大学 教授
グロービス経営大学院 学長/グロービス・キャピタル・パートナーズ 代表パートナー
菅政権の最大の看板政策のひとつといえるデジタル化。ハンコ廃止などのスモールサクセスからスタートし、デジタル庁によって日本社会のDXを一気に進める算段だ。コロナによる社会の変化をチャンスに変えてこれまで当たり前だった規制やルールを一掃し、日本社会のDXは進展するのか。現状の課題を整理し、DXの方法論を議論する。
富士通株式会社 代表取締役社長 兼 CDXO (Chief Digital Transformation Officer)
ビジョナル株式会社 代表取締役社長
衆議院議員
日本アイ・ビー・エム 代表取締役社長執行役員
衆議院議員
新型コロナによるパンデミックは、世界経済の前提を覆したと指摘される。移動の制約は膨大な需要を消失させ、世界中で格差の問題が深刻化、自国優先主義による世界のさらなる分断も懸念されてきている。これまで当たり前とされてきた、株主利益の最大化やグローバル化を前提とした資本主義は限界を迎え、今後どういった変化を迫られるのか。私たちが持続可能な社会を生きるために必要な資本主義の未来を語る。
衆議院議員
慶應義塾大学 名誉教授
株式会社大和証券グループ本社 取締役 兼 執行役副社長
イェール大学 助教授/半熟仮想株式会社 代表取締役
WisdomTree Asset Management, Inc. Senior Advisor
コロナショックからの経済再生において世界でもっとも注目されるグリーンテクノロジー。菅政権でもデジタル化とならんで最も大きな政策の柱とされる。グリーンテクノロジーは社会をどう変え、今後日本のエネルギー戦略はどういった方向性への転換が必要となるのか。菅政権が2050年ゼロエミッションを掲げる中、達成に向けて必要な技術と戦略、そして私たちの行動とは。
長野県知事
株式会社レノバ 代表取締役社長 CEO
参議院議員 参議院外交防衛委員会 筆頭理事
国際環境経済研究所 理事/U3innovations合同会社 代表取締役
新型コロナによるパンデミックで社会の分断と断絶がさらに深刻化しつつある今、日本社会におけるインクルージョンの重要性は益々高まってきている。社会から取り残される人を生み出さずに、多様性を包含し、しょうがいを持った人が活躍できる新たな時代の共生社会を実現するためにリーダーが取るべき行動とはなにか。
オイシックス・ラ・大地株式会社 代表取締役社長
社会福祉法人ラーフ 理事長/全国脊髄損傷者連合会香川県支部 支部長
株式会社モルテン 代表取締役社長 最高経営責任者
コロナショックによって最も大きな影響を受けたスポーツビジネスだが、各スポーツの国際大会もコロナ時代における開催方法を発明していき、日本のプロスポーツビジネスも知恵とテクノロジーを最大限に駆使してコロナ時代のプロスポーツ運営の道を歩みだしている。コロナ時代、スポーツビジネスにはいかなる変化が求められるのか。現状の課題とポストコロナへの展望を議論する。
株式会社メルカリ 取締役会長
株式会社ジャパネットホールディングス 代表取締役社長 兼 CEO
株式会社VICTAS 代表取締役社長
一般社団法人アスリートソサエティ 代表理事
長期政権の集大成として、これまで先送りにしてきた年金や医療などの制度改革に取り組むとした「全世代型社会保障」を打ち出した安倍政権が退陣し、変わった菅政権は目の前の新型コロナへの対応に取り組まなければならないのが今の日本の現状だ。コロナ対応への莫大な財政出動もあり、日本の社会保障制度を取り巻く環境はさらに厳しくなっている。日本最大の課題ともいえる社会保障制度の改革は今後どうあるべきか、正面から議論する。
法政大学経済学部 教授
参議院議員 経済産業大臣政務官/内閣府大臣政務官/復興大臣政務官
衆議院議員
東海大学 健康学部健康マネジメント学科 健康学部長/教授
グロービス経営大学院 学長/グロービス・キャピタル・パートナーズ 代表パートナー
新型コロナの感染拡大は、地域における医療提供体制、特に病院経営の極めて厳しい現状を国民に知らしめた。パンデミックを乗り越え、医療提供体制を安定的に維持するための方法論とはなにか。コロナ対応から見えた医療現場の厳しい実情と課題を把握し、コロナ対応にとどまらず、これからの日本の医療体制、病院経営、医療保険制度を含めた「医療の在り方」を根本的に議論する。
第一生命ホールディングス株式会社 代表取締役社長
三重県知事
国際医療福祉大学・高邦会グループ 専務理事
参議院議員/慶應義塾大学大学院法務研究科(法科大学院)教授・医学部外科教授(兼担)/弁護士
株式会社麻生 代表取締役社長
新型コロナが社会を変えていく中で、益々その影響力を高める巨大プラットフォーマー。全ての産業のデジタル化が急速に進む中で、経済のみならず、社会や国家にまで及ぶ揺るぎない支配力を所持するに至る。ゲームチェンジのチャンスはどこに潜んでおり、日本企業の可能性はいかなるものか?完全オフレコでGAFAM・BATの本当の脅威を議論する。
スマートニュース株式会社 代表取締役会長兼社長 CEO
株式会社サイバーエージェント 代表執行役員 社長
株式会社メルカリ 代表取締役CEO
新型コロナによる社会の分断・格差の拡大によって、社会的に弱い立場の人々が置かれている状況はさらに厳しさを増している。少子高齢化が急速に進展し、生産年齢人口が減少する日本において、深刻な人手不足を解消する観点からも、彼らの自立支援を社会として真剣に考える意義は大きい。この不都合な社会課題に対して私たちが出来ることとはなにか。課題解決の方策を探る。
認定NPO法人Homedoor 理事長
認定特定非営利活動法人育て上げネット 理事長
日南市長
衆議院議員 外務大臣政務官
認定NPO法人カタリバ 代表理事
ロックダウンや外出制限で世界中で甚大な影響を受けた外食産業だが、コロナショックを機に、発酵食品文化や食材への敬意など日本の食文化が改めて評価され、今後日本食はさらに世界に広がるだろうといった指摘もある。ポストコロナを見据えた日本の食文化のグローバルな可能性を議論する。
辻調理師専門学校 校長
株式会社京都吉兆 代表取締役社長 総料理長
HAJIME オーナーシェフ/株式会社HAJIME&ARTISTES 代表取締役
農林水産省 国際政策課長
感染拡大防止のための一斉休校など、新型コロナで大きな影響を受けた学校教育現場。人々の行動が制限される中、遠隔教育を基本として学力の向上を可能とする教育方法と学校運営を実現するのは時代の要請だ。コロナを機に、DX、AIによる新時代の教育システム全体の変革を進めるための課題と方法論を議論する。
岡山県知事
慶應義塾 常任理事/慶應義塾大学総合政策学部 教授
衆議院議員
ライフイズテック株式会社 代表取締役CEO
品川女子学院 理事長
新型コロナによってインバウンドが「消滅」した今、観光産業はどうやって生存のための経営戦略を立てているのか。一方、ワクチン接種が世界で進み、ポストコロナに向けた明るい兆しも見えつつある。観光産業は現在の苦境をいかにして乗り越え、ポストコロナの世界にどういった光を見出しているのか。
参議院議員 農林水産委員長
別府市長
アソビュー株式会社 代表取締役CEO
沖縄ツーリスト株式会社 代表取締役
コロナ時代、キャッシュレスの次の世界はどうなるのか?キャッシュレスによって、ユーザーの属性や動き、購買内容などをデータでとらえることが可能となり、実ビジネスへの展開の可能性が大幅に広がっている。バリューチェーンや販売活動も変化し、AIの具体的な活用事例も出つつある。あらゆる産業のDXの根幹となるキャッシュレスの次の世界を展望する。
Zホールディングス株式会社 取締役 専務執行役員/ヤフー株式会社 取締役 専務執行役員COO
衆議院議員 衆議院財務金融委員長
株式会社カインズ 代表取締役社長
株式会社マネーフォワード 代表取締役社長CEO
新型コロナの影響によって、子どもの貧困が深刻化している。日本では7人に1人、およそ270万人の子どもが貧困状態にあり、子どもの成長や教育に大きな負の影響を与えているという。先進国の中では米国、イタリアに次いで高い割合だ。そこにコロナ禍の打撃が加わった。子どもたちが、生まれた環境にかかわらず、未来への希望を持ち、自立する力を伸ばすことのできる機会と環境を整えるため、私たちに出来ることとは。
NPO法人新公益連盟 代表理事
慶應義塾大学総合政策学部 教授
参議院議員
認定NPO法人フローレンス 代表理事
世界中でワクチン接種が進み、新型コロナの収束に向けて明るい兆しも感じられるが、日本では7割程度の国民がオリパラ東京大会を延期または中止すべきと考えるとする世論調査も出ている。橋本聖子新組織員会会長のリーダーシップのもと、オリパラ東京大会を実現し、成功させるために何が必要であり、何がベストな開催方式か。そして国民のムードを前向きに変えるために今やれることは何か。限られた時間の中で私たちに出来る行動を議論する。
参議院議員 国土交通大臣政務官
国際フェンシング連盟 副会長/公益社団法人 日本フェンシング協会 会長
株式会社ワントゥーテン 代表取締役社長
オイシックス・ラ・大地株式会社 代表取締役社長
G1メンバーの行動が国を動かし、制度を変え、関係者を動かし始めている。70年ぶりの漁業法改正に端を発した日本の水産改革は現在進行形で進められている途上だ。さんまの漁獲量の激減など豊かだった海洋資源の急減に直面する日本。水産物のトレーサビリティの導入などの改革を実現し、水産業を成長産業に変えることはできるのか。日本と世界の水産資源、海洋環境改革の課題と私たちが取るべき行動について議論する。
株式会社臼福本店 代表取締役社長
東京大学・慶應義塾大学 教授
株式会社フィッシャーマン・ジャパン・マーケティング COO
一般社団法人セイラーズフォーザシー日本支局 理事長
東京一極集中に加えてインターネットの普及とメディアの多様化も相まって厳しい経営環境を強いられているローカルメディア。しかし、コロナ禍による生活スタイルや社会構造の変化は、地域密着のローカルメディアにとってチャンスとなる可能性がある。これからの時代に、地方のメディアはいかなる情報を発信し、進化していくのか。ローカルメディアのこれからの可能性を議論する。
株式会社茨城放送 代表取締役社長
株式会社東日本放送 代表取締役社長
株式会社京都放送 キャスター
福岡市長
医療現場や医療研究の最先端で5Gやロボット、VRなど最新のテクノロジーを取り入れる動きがさらに加速している。医療はどう進化し、私たちの生活にいかなる変化をもたらすのか。最先端医療の日本の現在地と世界の潮流を展望する。
大阪大学 心臓血管外科 教授
株式会社ビジョンケア 代表取締役社長
UCLA医学部 助教授
Hirate & associates株式会社 代表取締役社長
外国人労働者の受け入れや移民の拡大は、ダイバーシティ・インクルージョンの観点に加え、日本の経済成長の面においても極めて重要な意味を持つ。現在、コロナショックによって外国人労働者を取り巻く環境は激変し、厳しい状況に置かれている外交人労働者も少なくない。ポストコロナを見据え、日本はどういったビジョンに基づいてどういった制度のもとで外国人人材の活用を進めて行くべきか。その課題と展望を議論する。
株式会社セブン&アイ・ホールディングス 取締役常務執行役員
浜松市長
EDAS 理事長
シンクタンク・ソフィアバンク 代表
5Gによる高速通信・常時接続の高度化によってゲーム・オンラインエンタメビジネスの急速な拡大が見込まれている。そこにコロナ禍による巣ごもり需要がやってきた。しかし、実は日本のゲーム・エンタメ産業は危機的状況にあるともいわれる。ゲーム・オンラインエンタメビジネスを牽引するトップランナーたちはこのチャンスをどう捉え、飛躍への道筋を如何に描くのか。
株式会社ミラティブ 代表取締役
株式会社gumi 取締役会長
グリー株式会社 代表取締役会長兼社長
株式会社ドリコム 代表取締役社長
東京オリンピック・パラリンピック、大阪・関西万博など世界から日本への注目、関心を高めていく道筋は、新型コロナによるパンデミックで一変した。人々の移動が制限され、世界各国で自国中心主義、内向き志向が広がる今だからこそ、グローバルへの発信力が求められる。米中のパワーバランスも変化していく新たな時代、日本の外交力にも直結する「世界への発信力」を高めるため、リーダーができること、そしてやるべきこととは。
株式会社ジャパンタイムズ 代表取締役会長 兼 社長
コロンビア大学 Adjunct Professor/三菱UFJファイナンシャルグループ 取締役
Mobius Productions 俳優・プロデューサー
リンクタイズ株式会社 代表取締役CEO(Forbes JAPAN ファウンダー)
教科書での定義では「ビジネスは数字と論理」「クリエイティビティは感性」である。しかしクリエイティビティとビジネスは本来一体のものであり、デザイン経営を取り入れる企業は急速に増えてきている。両者の間に横たわる垣根を飛び越えて、経営者はどう価値を作っていくのか?
株式会社 ワークマン 代表取締役社長
株式会社Takram 代表取締役/ロイヤル・カレッジ・オブ・アート 名誉フェロー
株式会社アイスタイル 代表取締役社長 兼 CEO
株式会社パーク・コーポレーション 代表取締役
折しも第12回G1サミットの第1日目、2021年3月20日に、中村友哉氏が率いるアクセルスペースは、超小型衛星「GRUS」4機を同時に打ち上げる。日本で量産された同型衛星が同時に打ち上げられるのは、国内初の事例になるという。はるか昔、夢やアニメの世界だった宇宙は、20世紀後半、国家の威信をかけたプロジェクトの領域へと移行し、今やベンチャー企業の主戦場へとその姿を変えつつある。マネタイズを実現する宇宙ベンチャーも現れ、宇宙が現実のビジネスとなるこれからの時代に、起業家・政府が取るべき戦略とは。
株式会社ALE 代表取締役社長
株式会社アクセルスペース 代表取締役CEO
株式会社ispace Founder & CEO
衆議院議員
米国バイデン大統領が温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」へ復帰し、世界各国が脱炭素に向けて動き出している。2050年ゼロエミッションを掲げる菅政権のもと、サステイナブルな社会の実現に向けて我が国は今後いかなる行動を進める必要があるのか。脱炭素・サーキュラーエコノミーの実現に向けた戦略と方法論を議論する。
衆議院議員 環境大臣/内閣府特命担当大臣(原子力防災担当)
国際環境経済研究所 理事/U3innovations合同会社 代表取締役
国連事務総長 特使
株式会社日本総合研究所 理事長
SNSであらゆる角度から情報を入手し、発信しあえてしまう現代、私たち人間は本当に自分自身の自由意志に基づいて意思決定を行うことができているのか?ニュースソースがSNS主体の若い世代において、その傾向はいかなるものか。SNS主体の時代における、より良い意思決定システムをいかに構築するか、自由意志から人間の本質を考える。
一般社団法人リディラバ 代表理事
東京藝術大学デザイン科 准教授
慶應義塾大学 特任准教授
一般社団法人アスリートソサエティ 代表理事
コロナショックによって人々のライフスタイルや住む街への意識は一変した。東京一極集中から、地方都市へ移住する人も増え、働き方も多様化した。ソーシャルディスタンスと移動の極小化が求められ、テクノロジーの発達によって多様な働き方、生き方が可能となるコロナ時代に人々は都市に何をもとめ、都市はいかなる機能を備えるべきか。コロナ時代の都市とインフラの未来を考える。
つくば市長
Toshiko Mori Architect PLLC建築事務所 創立者CEO/ハーバード大学院 教授
森ビル株式会社 取締役副社長執行役員
株式会社サキコーポレーション ファウンダー
今、Well-beingという概念を経営戦略に取り入れる企業が増えている。地球環境や人々の幸せや精神的な豊かさ、経営にまつわるすべてのステークホルダーと調和しようというWell-beingとは、企業経営に如何なる価値をもたらすのか。その実態を解き明かしていく。
株式会社アカツキ 共同創業者
慈眼寺 住職
衆議院議員 総務大臣政務官
株式会社ハピネスプラネット 代表取締役 CEO/株式会社日立製作所 フェロー
株式会社プロノバ 代表取締役社長
2000年以降急速に拡大してきた日本のスタートアップエコシステム。ユニコーン企業も生まれたが、デカコーン、ヘクトコーンをも生み出す米国など海外勢との格差は未だ大きい。シリコンバレー一強時代からの過渡期とされる今、日本のスタートアップエコシステムにとって大きなチャンスとなる。日本からグローバルNo1企業を輩出し続ける為に何が必要か。
東京大学 大学院工学系研究科 教授 産学協創推進本部 副本部長(兼務)
合同会社DMM.com 会長
グロービス・キャピタル・パートナーズ 代表パートナー
東京大学大学院工学系研究科 教授
ラクスル株式会社 代表取締役社長CEO
コロナショックはソーシャルビジネスにいかなる影響を与えているのか。ITを中心としたスタートアップの活動領域が社会において拡がる中、かつてNPO、非営利団体と言われた業界と営利企業との垣根はどんどん低くなっている。コロナや災害時において、個人や企業には何ができるのか、ソーシャルセクターの現場はどういうタイミングで、どのような資金を求めており、リターンはいかなるものか。コロナ禍におけるソーシャルビジネスの最前線を解き明かす。
一般財団法人ジャパンギビング 代表理事/NPO法人ドットジェイピー 理事長
READYFOR株式会社 代表取締役CEO
アクサ・ホールディングス・ジャパン株式会社 代表取締役社長兼CEO
NPO法人 ETIC. 代表理事
今後、米バイデン政権はいかなる安全保障戦略を展開し、米中関係はどうアジアに影響を与えるのか。コロナショックも相まって輸出入規制・投資規制・ハイテク技術移転など外交手段としての経済政策の重要性が高まる中、一帯一路を含め、各国の広域経済秩序構想の影響はどう出てくるのか。今回のG1サミットで唯一の外交を考えるセッションで、安全保障・経済外交にわたって日本外交のアジェンダを展望する。
笹川平和財団 上席研究員
外務省 経済局長
慶應義塾大学総合政策学部 教授
ミルケンインスティテュート アジアフェロー/国立シンガポール大学リークワンユー公共政策大学院 兼任教授
2021年以降の世界では、企業経営におけるESGの重要性がさらに高まっていきそうだ。米バイデン新大統領も日本の菅政権も気候変動への課題を最重視しており、環境への投資は世界の潮流だ。パンデミックによってソーシャルの視点もさらに重視され、企業ガバナンス強化の重要性も論を待たない。ESGはいかなる企業においても、経営上の最重要課題の一つとなったといえよう。世界におけるESGの最新の潮流を議論する。
株式会社丸井グループ 代表取締役社長
国連事務総長 特使
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 常務執行役員
株式会社ユーグレナ 代表取締役社長
世界各国でAIや自動運転の研究開発・社会実装への動きが加速している。日本のAI×ロボットテクノロジーが持つ可能性はいかなるもので、今どこまで進んでいるのか。私たちの社会をいつ、どこまで変えていくのか。ロボット実装に向けた国際競争において日本が世界をリードする可能性はどこまであるのか。AI・ロボットの最前線を議論する。
株式会社PKSHA Technology 代表取締役/工学博士
川田工業株式会社 代表取締役社長
株式会社Preferred Networks 代表取締役 最高経営責任者
村田機械株式会社 代表取締役社長
コロナショックは東京以外の地方都市にとって新たなチャンスとなっていくのか。働き方の多様化により地方都市へ移住する人も増え、人々のライフスタイルも多様化した。コロナ禍をチャンスに変え、メガ都市への一極集中トレンドを変えることは、可能なのか。各都市がそれぞれに魅力的な発展を遂げ、一極集中型の未来に対するオルタナティブを創る戦略を議論する。
慶應義塾大学環境情報学部 教授/ヤフー株式会社 CSO (チーフストラテジーオフィサー)
株式会社ジンズホールディングス 代表取締役CEO
奈良市長
NPO法人地域から国を変える会 理事長/青山社中株式会社 筆頭代表(CEO)
株式会社いばらきスポーツタウン・マネジメント 代表取締役社長
コロナに伴う経済活動の制限により、リアルのエンタメ産業は大きな打撃を受けた。一方でオンラインに新たな活路を開き、コロナを機に新機軸を展開する動きも出始めた。コロナ・5G時代、コンテンツ・エンタメ産業の未来はどう進化していくのか。コロナを機にテクノロジーと融合し、新たな時代を切り拓く戦略とは。
UUUM株式会社 代表取締役社長CEO
セガサミーホールディングス株式会社 代表取締役社長 グループCOO/株式会社セガグループ 代表取締役社長CEO/サミー株式会社 代表取締役社長CEO
アソビシステム株式会社 代表取締役
A.T.カーニー株式会社 日本法人会長/CIC Japan 会長
あの3月11日から10年。この10年で、東北復興はどう進んできたのか。この先、日本の未来のために必要なことは何か。復興への取り組みを地道に続けてきた人々が今抱える課題、そしてこれからの日本に望むものとは。力強く復興する東北の現状と課題、そして見据える日本の未来を議論する。
福島県知事
仙台秋保温泉 佐勘 代表取締役
女川町長
衆議院議員
一般社団法人RCF 代表理事
新型コロナによって昨年初めて「中止」を余儀なくされたG1サミットだが、コロナ禍における安全なカンファレンス開催の方策を1年を通じて進化させ、大震災から10年の節目の年に、宮城県秋保の地で共に学び、G1最大の強みといえる仲間のネットワークをさらに強固なものとする時間を共有した。コロナが世界を暗く覆う中、私たちG1メンバーは、日本と世界の変革の先頭を走り続けるために今いかなる行動をとるべきか。それぞれの立場での次なる「行動」の道しるべを全体で議論する。
株式会社サキコーポレーション ファウンダー
株式会社日本総合研究所 理事長
参議院議員
グロービス経営大学院 学長/グロービス・キャピタル・パートナーズ 代表パートナー
(プログラムは予告なく変更される場合がございます)
日時 | 2021年03月20日(土)〜2021年03月21日(日) |
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主催 | 一般社団法人G1 |
約6年間のアベノミクスによって、国内総生産(GDP)は上昇を続け、企業収益は過去最高水準にある。官邸の強いリーダーシップの元に経済政策の舵取りを成功させ、様々な規制改革、働き方改革、農協改革、さらには農林水産業改革まで着手してきた安倍政権。この政権にとって、社会保障改革は残された最後の聖域の一つといえるだろう。憲政史上最長政権はこの後、いかなるレガシーを残そうとするのか。経済と社会保障について議論する。
地球を俯瞰する外交を続けてきた安倍政権だが、英国のEU離脱やトランプ政権の自国第一主義、中国・ロシアの大国化路線、東南アジアや中東における紛争など、世界秩序は新たな時代に向けて急速かつ大きな変化を続けている。国内に目を向けると、世界の中で存在する日本として、この国の形を決めるのが憲法だ。安倍総理が悲願としてきた日本国憲法の改正は今年いかなる路を辿るのか。官邸のキーマン西村康稔内閣官房副長官と、新進気鋭の論客三浦瑠麗氏を交え、神保謙慶應大学教授が大局的な視点から今後の道を照らす。
安倍政権に残された最後の、そして最大の聖域といえる憲法改正。与党は2019年の通常国会に憲法9条への自衛隊明記など4項目の党改憲案について、2019年の通常国会で各党に提示し、討議を進めていきたいとの考えを示している。憲法改正に意欲を示す総理大臣の存在、改正発議に必要な国会の議席の3分の2を与党が確保している状況、そして野党の側にも改憲派がいることの3点がそろっている今の状況はす数十年に一度の「惑星直列」といえるという。このチャンスをいかせるか否かは、私たちの「行動」にかかっている。
企業の長期的な成長の観点から持続可能な社会の構築に貢献するE(Environmental 環境)、S(Social 社会)、G(Governance ガバナンス)は、いまや強力なグローバルトレンドとなった。世界各国で広がる環境破壊や、労働者を酷使する人権問題。ESGに力を入れる企業への投資が急増し世界で2500兆円を超える一方で、「十分に配慮していない」と見なされた企業からは資金が引き揚げられる。このトレンドから日本企業だけが逃れられるわけはない。ますます急速に拡大する「ESG投資」「ESG経営」の潮流を議論する。
内燃機関というテクノロジーを社会に爆発的に普及させたアプリケーションは「車」であった。同様にインターネットのそれは「検索」と「eコマース」であった。ではAIでは何がトリガーとなるのか?それは「ロボット」であるという。「ロボット」は、従来の最大セグメントである工業用ロボットに加えて、物流、農業、医療・介護、建設・設備メンテナンス、警備、清掃などに様々な用途が広がる。家庭用ロボットも既に普及しつつある。幸い、ロボット分野は日本の得意分野だ。特に交通や医療などの高い信頼性が求められる領域でも日本の強みは発揮されるだろう。日本が世界に先駆けて「AI×ロボティクス」のアプリケーションを開発し、世界で勝つための戦略とは何か。トップランナーたちの議論からAIの未来を読み解く。
「全世代型社会保障」を打ち出した第4次安倍政権。本格的な社会保障改革となれば国民に痛みを負担させることとなり、政権最大のチャレンジとなるだろう。人生100年時代を控え、負担が現役に偏りがちとされる日本の社会保障制度をどう変えていく必要があるのか。65歳定年制の廃止は?増大する一方の社会保障費の抑制策は?年金受給年齢の引き上げは?日本が直面する課題の解決策を議論する。
昨年4月から9月にかけて3度もの南北首脳会談が行われ、非武装地帯(DMZ)付近の武装解除、2019年中の金委員長のソウル訪問など南北間の歴史的な展開が生じつつある朝鮮半島。一方で、米朝両国の間の非核化交渉については、昨年6月の電撃的な米朝首脳会談以来、これといった進展が見られておらず、北朝鮮による核分裂物質の生産は続いている。日本の安全保障環境を考えれば、朝鮮半島での動きは最大の懸案だが、東シナ海や南シナ海を含むインド太平洋地域を大きく俯瞰してみる必要がある。予測できない朝鮮半島の情勢に対応し、自由で開かれたインド太平洋地域で日本の安全保障を確立するための戦略を探る。
ESG投資のため企業の環境情報開示を進める、G20の要請を受け金融安定理事会(FSB)が設置した「気候関連財務開示タスクフォース(TCFD)」の取組、英国本部の国際NGO「CDP」や企業が使用する電力を100%自然エネルギーに転換することを支援する国際的なイニシアティブ「RE100」など、昨今、企業の気候変動対策についての情報開示・評価の国際的なイニシアティブの影響力は益々大きくなっており、日本と日本企業もこうした動きに対応することが求められている。エネルギーはライフラインであり、特に人口減少や過疎化に直面する日本は世界に先駆けて社会インフラとしてのエネルギーを気候変動問題と整合的に解決していく政策をとっていくことが必要だ。エネルギーインフラの維持をエネルギー事業だけで解決できる時代は終焉した。エネルギーとモビリティ、エネルギーと農業、エネルギーと金融といったクロスセクターの取り組みによる社会変革はどうすれば可能なのか、徹底討論する。
今やAIは世界各国の幅広い産業分野に取り込まれつつあり、特に米国と中国における進展は目覚ましく、官民一体となった社会実装が図られている。それは AIの社会実装を他国に先駆けて実現することが、国家や産業の行く末を決める鍵とみられているからだ。翻って日本では、政府はSociety5.0を掲げるものの、AIの利活用は先進的な一部の企業や先導的な産業分野にとどまり、社会一般への実用化には至っていない。しかし、AIの社会実装こそが日本が世界にリードし得るテーマであり、日本企業が世界で勝つための突破口となるのは間違いない。AIの社会実装を世界に先駆けて進めるために必要なことは何か。
少子化対策は経済成長戦略であり、少子化を放置したままでは日本は衰退してしまうという問題意識のもと第10回G1サミットでの議論をもとにG1少子化イニシアティブがスタートした。海外の事例を研究すると、結婚へのハードルを下げたフランスのPACS制度や子供の数に応じた税の優遇制度N分のN乗方式など、出生率の上昇につながる策は多い。政治、経済、社会が一体として行動し、少子化に歯止めをかけるための政策、施策を進めるためにG1メンバーが出来ることとは何か。イニシアティブでの議論を踏まえ、具体的な行動につなげる。
休眠預金の新制度が今年いよいよ動き出す。10年出し入れのない金融機関「休眠預金」のお金をNPOや市民団体の公益活動に充てる制度だ。休眠預金は毎年700億円規模で発生しており、第一弾の資金は秋にも交付される見通しだ。これをNPOの活動に充てられる新制度が回り始めれば、日本のNPOの活動の幅も拡がるだろう。E(Environmental 環境)、S(Social 社会)、G(Governance ガバナンス)が強力なグローバルトレンドとなる中、企業経営にとってもソーシャルな活動への関与の仕方は優先度の高い関心事となっている。ソーシャルビジネスを成長させるお金の使い方はいかなるものか、企業経営者はソーシャルビジネスとどう向き合うべきか、徹底討論する。
麻布、開成、灘などの男子校と並んで、女子校が改めて評価され始めている。共学別学といい、部活や生徒会は一緒にやるが、授業は別に行う学校も出てきた。国際的にも、男子校と女子校は厳然としてあり、男女の「性質」の違いを意識して中等教育を行うsingle-sex schoolの重要性は近年見直される傾向にある。女子教育を変え、女性リーダーを増やすためにいかなる戦略が必要か。教育改革実践家藤原和博氏が、教育改革の最前線に立つパネリストたちと徹底討論する。
少子高齢化が著しく進展し、生産年齢人口が減少する日本において、深刻な人手不足を解消するため、外国人労働者をはじめとした様々な労働力を幅広く確保することが喫緊の課題となっている。外国人労働者の受け入れを含めた雇用のダイバーシティの議論の大前提は構造改革であり、民間における生産性向上が何よりも優先されるべきであり、重要なのはダイバーシティの拡大によりバリューチェーンの構造改革が促進され、生産性を高め、賃金の底上げ、経済社会の活性へとつながることだろう。差別の助長や移民反対等の安易な反対論を超えた、日本社会のあり方を考える。
インターネットやAIがあらゆるビジネスを根底から変えていくといった議論が陳腐に聞こえるほど、テクノロジーによる変化はすさまじい。もはや3年後の世界がどうなっているかを正確に予測することは不可能といってよいが、新たなチャンスをつかむためには、イノベーションを取り巻く環境でどのような地殻変動が起こっているかを経営者が感覚として把握しておくことが重要だ。今回もトップランナーたちに大いに放談してもらおう。
安倍政権が掲げる「全世代型社会保障改革」の医療改革では、予防医療と遠隔医療が改革の柱となりそうだ。予防医療では、人生100年時代に向けて、糖尿病、高齢者虚弱、認知症の予防に取り組み、自治体などの保険者が予防施策を進めるインセンティブ措置の強化を進めるとともに、遠隔医療(次世代ヘルスケア)では、オンライン医療の推進を図る方針だ。2018年度診療報酬改定では初めてオンライン診療料が新設されており、その対象の拡大やオンライン服薬指導の提供体制の整備や法制的な対応も重要な課題となる。最先端のテクノロジーを活用し、持続可能な医療制度をつくるにはいかなる改革が必要か。政治、医療経営、テクノロジー等の観点から議論する。
昨年初めて3000万人を突破した訪日外国人たちを魅了してやまない日本の食。自然や四季との調和を追求する文化としての日本食は、伝統を受け継ぐと同時に時代の変化に応じて変革・イノベーションを起こし続けてきたからこそ、世界中に評価されるのであろう。「和食・日本人の伝統的な食文化」がユネスコの「無形文化遺産」に登録されて5年が経過し、TOKYO2020も直前に控える今、日本の食文化を世界へ発信し、次世代に引き継ぎいでいくために、私たちは何をすべきか。世界の食に携わるトップランナーたちが徹底的に議論する。
日本の人口は2008 年をピークに減少局面に入り、65 歳以上の高齢者人口は3515万を超え、総人口の27.7%と最高を記録、我が国の高齢化は、世界的に見ても空前の速度と規模で進行している。一方で、各地域の努力にも関わらず、人口移動面における東京一極集中の傾向は継続しており、東京圏への人口流入は止まっていない。地域における人口減少と地域経済縮小を克服するためには自立した地域が独自の発想で官民を上げて地方創生に取り組み、各地域が日本をリードしていくことが必要だ。地方創生の最前線を走るキーパーソンたちが議論する日本の未来。
2018年、訪日外国人が初めて3000万人を突破した。15年前はたった500万人だったことを考えれば、政府や民間のこれまでの取り組みは大いに評価されてよいだろう。政府の掲げる次なる目標は「2020年に4000万人、30年に6000万人」だが、観光大国フランスにも引けを取らない豊富な観光資源を全国に持つ日本のインバウンド政策は、今後は数とともに質を追求する必要がある。米国の大手旅行雑誌「コンデ・ナスト・トラベラー」の「旅行先として魅力的な世界の大都市ランキング」では、昨年、東京が1位、京都が2位となった。世界が認める魅力を持つ日本のインバウンド大国への道とはいかなるものか。最新動向と現状課題を踏まえ、2020年以降の具体的な成長戦略を語る。
PayPay(ペイペイ)、merpay(メルペイ)、LINEPay(ラインペイ)と、現金大国ニッポンにもいよいよキャッシュレスの大波を起こそうとする新たなチャレンジが巻き起こりつつある。彼らの挑戦は、中国、韓国に周回遅れの日本をキャッシュレス先進国に作り変えることができるのか。まさに最前線で日本のキャッシュレスを牽引するトップランナーたちの議論から、近未来の日本の姿を考える。
2016年に予防医療普及協会を設立した堀江貴文氏は、その後、胃がんの主な原因であるピロリ菌の検査・除去啓発のプロジェクトや大腸がん予防のプロジェクトなど様々な啓蒙活動を実施してきた。堀江氏が今最も力をいれているのが、子宮頸がんの原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染予防だ。著書『健康の結論』でも、予防医療の重要性を訴える堀江氏を迎え、医療現場や政治のキーパーソンを交え、科学的データに基づく予防医療によって高パフォーマンスで人生100年時代を生きる戦略を議論する。
地震、豪雨、台風と、ここ数年は毎年、激甚災害に指定されるほどの災害が立て続けに発生し、その数は過去5年で27件にも及んでいる。日本が地震活動期に突入し、地球温暖化によって豪雨災害の規模が過去と比較にならないほど大きくなる中、誰もがある日突然、地震や水害といった災害に遭い、被災者となることを覚悟しなければならない時代となった。行政、政治、NPO,民間企業それぞれの立場から自然災害に立ち向かうメンバーたちの議論から、平時・有事それぞれに必要な取り組みを考える。
温室効果ガスの削減や渋滞緩和、公共交通機関システムの改善、治安、インフラ設備の老朽化、市民生活の向上など都市が抱える多様な問題を一元的に解決するために、センサー、IoTなどのテクノロジーを駆使して拡張性の高いプラットフォームを構築するスマートシティに注目が集まっている。欧米の各都市でもスマートシティ導入への関心は高まるばかりだ。2000年からスマートシティに取り組んでいるバルセロナでは、道路に車両のスピードセンサーを埋め込み、自動車の速度が一定を超えると次の信号が自動的に赤になるアプリケーションで事故を未然に防ぐなど、先進的な取り組みが進んでいる日本でも2019年から政府は本格的にスマートシティの実現に向けて動き出す。スマートシティによる日本再生の鍵とは何か。専門家たちの議論から読み解く。
インバウンド観光・コト消費の拡大の切り札として注目を集めるナイトタイムエコノミー。ロンドンの夜間経済GDP 3.7兆円、ニューヨーク・ブロードウェイの経済効果1.4兆円を鑑みると、TOKYO2020を控える東京でも数兆円規模のGDPポテンシャルが存在する。大都市はもちろんだが、観光による成長を目指す地方都市にとっても重要なテーマだ。さらに夜間経済の活性化は、ライフスタイルの多様化や文化の成熟という文脈でも大きな意義を持つ。風営法改正とナイトタイムエコノミー創造に取り組んできた官民のキーパーソンが展望と課題を議論する。
ポータルサイトやSNSが登場し、ニュースはマスメディアに限らず誰もが配信・享受できるものへと変わった。情報発信にともなう責任の境界は次第に曖昧になり、その間隙をついてフェイクニュースが広がっていった。テクノロジーの進化と人々の行動様式の変化を考えれば、ネットメディア市場の成長は不可逆的だろう。6兆円といわれる国内メディア市場のうち、ネットメディアは2018年で1.5兆円、22年には2.4兆円に成長すると予想されている。成長するネットメディアの信頼性を担保し、さらなる成長を図るための方法論を議論する。
昨年、人の尊厳として「どう生きるか」と同じように「どう死ぬか」の選択肢を権利として確立するためのG1イニシアティブがスタートし、「死を語り合える雰囲気作り」「各国事例研究」、「医師の負担軽減」等を軸として、尊厳死や安楽死の法制度化の可否やその内容が議論されてきた。実体験や価値観の違いから多様な意見が出るこの深遠なテーマについて、イニシアティブでの議論をもとに慎重かつ大胆な議論を進める。
世界中で急激に盛り上がりを見せているe-Sports。e-Sports元年とも言われた昨年、2月にはJeSU(一般社団法人日本e-Sports連合)が、プロライセンスの発行や公認タイトルの認定、高額賞金付き大会の解禁、そして、これまで分かれていた5つの関連団体の統合・協力を発表した。これによって日本のe-Sportsが前進し、様々なゲームタイトルで、e-Sports大会、リーグ、そしてプロチームが立ち上がり、毎週のように日本全国でe-Sports大会が開かれるようになった。今後日本のe-Sportsシーンはいかなる展開を見せるのか。日本のe-Sportsが世界に打って出るための課題と戦略を徹底議論する。
2018年11月に初めて開催された「G1海洋環境・水産フォーラム」。G1メンバーがイニシアティブとして行動してきた成果が国を動かし、制度を変え、頑なだった関係者を動かし始めている。世界では水産業の成長産業化に多くの国が成功している中、豊かな海洋資源を持つ日本だけが漁獲量の減少の一途をたどっている。世界では常識となりつつある水産物のトレーサビリティもなかなか浸透していない。適切な水産資源管理、海洋環境保全を実現しながら日本の水産業が成長していくために私たちが取りえる行動とは。
グーグル、アマゾン、アップル、フェイスブック、マイクロソフト、アリババ、テンセント。ネット上でデータを囲い込む米中の巨大プラットフォーマー「セブンシスターズ」の優位は絶対的だ。これら世界の巨大資本プラットフォーマーに日本企業が対抗する術はあるのか。それとも異なる視点から別次元の競争をしかけるべきなのか。グローバルな視野で経営戦略を進めるトップランナーたちの議論から日本の戦略を探る。
近年、宇宙関連スタートアップへ急激に資金が集まり始めている。宇宙関連スタートアップへの投資は世界で2500億円まで膨らみ、日本でも大型投資が相次いでいる。衛星データ活用や小型衛星の開発など、ビジネス上の成果が顕在化するのも間近だろう。政府も、宇宙開発スタートアップに1000億円を投じる支援枠を設け、2030年代に国内宇宙産業の市場規模を2兆4000億円と現在から倍増させることを目標としている。本格化する宇宙ビジネスにおいて日本が取るべき戦略とは。
再生医療の分野で世界の最先端を走る日本。再生医療関係法の施行によって、有効性が推定され安全性が確認された場合に、条件及び期限付きで特別に早期に承認される日本独自の制度が整備され、日本は再生医療製品の製品認可を世界最速で取得できる国となった。現在までに、理研等のチームにより世界初の加齢黄斑変性に対するiPS細胞由来の網膜細胞移植の臨床研究が実施され、京都大学ではパーキンソン病に対するiPS細胞由来ドパミン神経前駆細胞移植の治験が開始された。大阪大学は、iPS細胞から作った心筋シートによる心臓病(重症心不全)治療で世界初の再生医療製品化を目指している。海外から日本へ再生医療の研究開発拠点を移す企業も相次ぐ。進展する日本の最先端医療の今後の展望を語る。
TOKYO2020がいよいよ翌年に迫った。大会ボランティアの募集も始まり、競技施設の建設も大詰めを迎え、史上最多の33競技339種目で争われる祭典の代表選考も本格化する。昨年初めて3000万人を超えた訪日外国人も2020年には4000万人を見込む。昨年には卓球Tリーグも開幕するなど、国内スポーツリーグも大いに盛り上がっている。翌年に控えたTOKYO2020に向けた課題と展望とは。
日本の科学技術の低迷が叫ばれている。研究の影響力の指標とされる論文引用数で、東京大学は392位、京大は518位にとどま り、中国勢や欧米に大きく水を開けられている。日本の科学技術関係予算がほぼ横ばいの間に、米国や中国は潤沢な予算をAIや宇宙開発など最先端の研究に投資してきた。このままでは、日本の科学技術は世界から取り残されてしまうだろう。新たな時代の日本の科学技術・イノベーション戦略とは。
次の10年のスタートを切ったG1サミット。世界の変化のスピードはさらに加速していく。日本が世界からマージナライズされるのではなく、変革の先頭を走り続けるために今何をすべきか。そして、私たちG1メンバーが取るべき具体的行動とはいかなるものか。初日のナイトセッションで議論された「100の行動2.0」を各グループより発表してもらい、全体で議論する。
(プログラムは予告なく変更される場合がございます)
日時 | 2019年02月09日(土)〜2019年02月11日(月) |
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主催 | 一般社団法人G1 |
第1回G1サミットのテーマは「2020年の日本と世界」であった。10年目を迎えた今、多くのG1メンバーが日本の中枢を担い、それぞれの分野で世界をリードする姿が現実のものとなった。10周年を迎えさらにパワーアップしたG1は次の10年に向けて今いかなる行動をすべきか。世耕弘成氏、竹中平蔵氏が考えるこの国の未来を小泉進次郎氏が引き出す。
英国のEU離脱やトランプ政権の誕生。中国・ロシアにおける国家資本主義の台頭。そして、中東・アフリカやミヤンマー等に見られる紛争。一方では、躍動感ある日本外交、ESGなどで積極的に世界をリードするGPIF、国際機関の中でリーダーシップを発揮する日本人の存在。100の行動の中で最も力を入れた章が「世界の中の日本」であった。新たな時代への過渡期に位置する今、外交、金融、国際機関から見た日本の課題と可能性を語る。
「亀田興毅に勝ったら1000万円」「藤井聡太四段 炎の七番勝負」「72時間ホンネテレビ」など、次々と話題の番組を仕掛ける「Abema TV」。ネットメディアが既存メディアを凌駕する日は近いのか。サイバーエージェント藤田晋氏が描く次なる一手は何か?既存メディアの対抗策は?動画配信メディアの未来を語る。
ispaceは昨年12月、スタートアップとしては世界過去最高額となる総額101.5億円の資金調達を実施すると発表した。今後、月面資源を軸にした民間の宇宙ビジネスシステムの構築、その先にある人類が宇宙で生活できる持続的な人類社会の創造が現実となってくる。宇宙における新たな国際秩序の構築も急務だ。宇宙ビジネスの最前線をキーパーソンたちが語る。
国土の7割を森林が占める日本は、温帯地域に位置し雨が多く樹種も豊富であり、日本の森林資源は質・量ともに世界トップレベルである。木材は東アジアへの輸出が年々増加しているが、日本林業はGDPの0.1%以下であり、生産額より補助金が多く、衰退産業化して久しい。また、現行林業による大規模な皆伐や過間伐は、豪雨が頻発する現在、土砂災害の被害拡大要因になっているとの批判もある。世界に誇る森林資源を持続的に利用・保全しながら、無垢材等の付加価値材の輸出拡大を通じ、日本林業を補助金依存産業から地域再生を担う一大産業に成長させる戦略を議論する。
変革を実現するためには、確固としたビジョンを打ち立て、発信し、そのビジョンに共鳴する同志を集めることが不可欠となる。そのための武器が「コミュニケーション」だ。奥山清行氏、小泉進次郎氏、松山大耕氏が語る「ビジョンを伝えるコミュニケーションのアートとサイエンス」とは。
2017年、日本を訪れた外国人は11月末時点で2,617万人と2016年1年間の2,404万人を超えた。政府は昨年「観光立国推進基本計画」を改定し、2020年までに、1)国内旅行消費額を21兆円にする、2)訪日外国人旅行者数を4,000万人にする、3)訪日外国人旅行消費額を8兆円にすると目標を底上げした。「世界が訪れたくなる日本」への飛躍を図るために取るべき戦略とは。
欧米で急速に広がるシェアリングエコノミーの威力はすさまじい。ユーザーと提供者を直接つなぐプラットフォームが形成され、物、場所、時間や労働力の使われ方を劇的に変化させ、その市場を急速に拡大させている。一方日本では、2014年に東京でタクシー配車サービスを開始したウーバーは、すでに東京からは撤退。また、昨年6月に民泊を全国で解禁する「民泊新法」が成立したものの、各地域の条例や自主規制でこれを阻む動きも広がる。日本が世界から取り残されないための方策とは。
北朝鮮による弾道ミサイル発射と米国への挑発はエスカレートする一方である。中国の海洋での活動も活発化しており、我が国が位置する東アジア地域は世界で最も安全保障環境の厳しい地域の一つであるといっても過言ではない。米国の孤立主義志向が明確になる中、日米同盟における日本の役割をより強固にし、同盟を進化させる必要性に我々は迫られている。めまぐるしく変化する国際情勢の中で日本がとるべき新たな安全保障政策とは。
「ポストトゥルース」とは、「世論の形成において、感情や個人の信念に訴えかけるものの影響力が、客観的な事実の影響力より大きい状況」だ。米大統領選挙でトランプ氏が当選したことを機にフェイクニュースが世界でも大きな関心を集めるようになり、昨年4月にはニューヨーク市立大学ジャーナリズムスクールが「ニュース・インテグリティ・イニシアティブ」の設立を発表、日本でも6月にメディア事業者やジャーナリスト、研究者らによって「ファクトチェック・イニシアティブ(FIJ)」が設立された。対策にはジャーナリズム、SNS事業者、政府、企業、個人、それぞれの努力が必要となる。
人生100年時代が到来する一方で、医療制度をめぐる課題は山積し、人口減少、社会保障コスト負担の抑制の議論の中で、病院経営の担い手が減少するであろう将来も充分認識されているとは言い難い。遠隔診療など技術革新は、医療制度改革の突破口となりえるか。医療制度、医療経営を持続するために足りない議論は何か。現場の視点から医療制度、医療経営の未来を語る。
AI関連産業の市場規模は2030年に約87兆円とも試算される。すべてのものがインターネットでつながり、蓄積されるビッグデータが指数関数的に増大する中、AIは社会と産業の構造を根底から変えようとしている。AIの進化がもたらす新たなパラダイムにおいて、企業経営にはいかなる変革が求められるのか。AI経営の最先端をいくキーパーソンたちが語るAI時代の経営戦略。
G1プラットフォームを活用して政界、財界、学会の各分野を巻き込み、海洋環境の問題解決と海洋政策を進めることを目的に2017年11月にG1海洋環境研究会が発足した。主に「公害 Pollution」「気候変動・温暖化 Climate Change」「乱獲 IUU」といった分野について研究を進めることとなる。国連の提唱する持続可能な開発目標・SDGsの14番が「海を守ろう」だ。EEZ世界第6位を誇る日本の海洋戦略とは。東京五輪を目前にやるべき事とは。G1海洋環境研究会のキーマンたちが語る。
河野太郎外相は昨年11月、政府のレセプションの招待者について、「法律婚・事実婚あるいは同性、異性にかかわらず、配偶者またはパートナーとして接遇するよう指示した」と明らかにした。多様性を認め、多様な人材が活躍できる環境を整えることは、少子高齢化の中で人材を確保し、経済の持続的成長を図る上で、政府、社会、企業経営者それぞれが取り組むべき課題だ。社会の景色を変えるべく活動する先駆者たちが、社会と経済、企業の関係をとことん語り尽くす。
五千円札に描かれていた新渡戸稲造は、日本人として初めて国際連盟事務次長となっただけの人物ではない。日本人とは何かを世界に発信し続けた傑人だ。新渡戸稲造が「武士道(Bushido)」をフィラデルフィアで刊行したのは1900年。突如世界に現れた新興国日本に対して世界中が「何者だ?」と感じていた時代に、新渡戸は「日本人とは何か」というプロパガンダを打ち、この「武士道」が一気に世界的ベストセラーとなった。今、世界に分断と保護主義が蔓延している中、経済的にも政治的にも安定している日本の役割は大きい。世界が関心を持つ日本となるために、私たちが取るべき行動とは。
インターネットが産業と社会を変え、既存のビジネスを過去のものにしていくスピードが加速度的に増加していることは論をまたない。世界ではGoogle、Apple、Facebook、AmazonのGAFA勢を筆頭に、個人の情報、行動、ネットワークをクラウド上にビックデータとして押さえ、次の儲ける仕組みをつくるため莫大な投資が進められる。巨大な外資に対抗し、新たな時代の「稼ぐ仕組み」を誰がどうつくるのか。異才たちの世界観と次なる一手とは。
2020年までに大学入試センター試験は終了し、代わりに「大学入学共通テスト」が導入されるが、この入試改革と指導要領改革を「ゆとり教育」の二の舞にしてはならない。AI時代の到来で世の中は激変している。教員の世代交代が進み、基礎学力のみならず「情報編集力」を鍛え、より人間的な仕事のできる人材育成の教育が必須となってくる中で、思考力・判断力・表現力に優れた問題解決型のリーダーは育成できるのか?・・・教育の2020年問題をリーダーたちが徹底討論する。
ふるさと納税で寄付を受ける自治体がNPOや企業と連携して社会課題解決のインパクトを高める仕組みはコレクティブインパクトの新しいカタチといえるだろう。複雑な社会問題に取り組むソーシャルビジネスの世界において、組織や業界の壁を越えたコラボレーションは不可欠となる。ソーシャルセクター、ビジネスセクター、ポリティカルセクター、ガバメントセクターとの相互連携によって規模化を実現し、社会課題解決のインパクトとスピードを高める方策とは。
デジタル市場で急成長を遂げたGAFA(Google,Apple,Facebook,Amazon)のようなプラットフォーマーは、クラウド上に集積されたビッグデータを新たな付加価値の源泉としてその競争優位を固定し、支配的地位を確立しようとしている。今や競争環境が変化していることは自明であり、欧米の当局も競争政策の改革を手さぐりで進めている。日本の競争力を損なわず、むしろ高めるためには何が必要か。キーパーソンたちが議論する。
2022年に期待するテクノロジーについて800人のビジネスパーソンに聞いた日経BP総研の調査では、「再生医療」を筆頭に1位から10位までのうち、4つが人の命に関するテクノロジーとなった。中でもiPS細胞は、生命科学分野において無限の可能性を持つ。iPS細胞を用いた再生医療や創薬の世界で日本が生き抜くための方策とは。
2018年、安倍首相は「時代に対応した国の姿、理想の形をしっかりと考え、議論していくのは歴史的な使命だ」と任期中の憲法改正に並々ならぬ意欲を示した。いよいよ憲政史上初の国民の国民による憲法改正が現実的となってきた。憲法改正を拒絶する「護憲」の発想から脱却し、憲法改正を前向きに捉え、すべての政党やシンクタンクが憲法草案を出し、国民的議論を巻き起こすプロセスに持っていくには。
世界の都市間競争の主役は、知識創造産業がリードするクリエイティブなシティだ。ユニークな文化と先端的な産業を集積した魅力的な都市をつくるために、ポスト2020のTOKYOはどんな発展を志向すべきか。G1イニシアティブ「NEXTOKYOプロジェクト」のメンバーを中心に、産業、文化、ライフスタイル、政治などの視点から、クリエイティブシティTOKYOの未来を徹底的に議論する。
ビッグデータやIoTの大波は農業の世界を根底から変えつつある。センサー技術やデータ解析によって、これまで天候や属人的な技術に依存せざるを得なかった領域に、飛躍的なイノベーションが生まれつつあるのだ。テクノロジーの進化は、日本の農業が直面する高齢化や後継者不足による農業就業人口の減少といった問題解決の切り札となり得るのか。アグリテックの最前線で活躍する第一人者たちが語る。
ロボットやAIが人間の仕事を奪うことに対する拒絶反応が激しい欧米と異なり、世界最速で少子高齢化が進み現役世代が減少する超人手不足の日本では「ネコの手も借りたい」ならぬ「ロボの手も借りたい」状況のため、ロボットアレルギーがなく、AI、ロボット、IoTの進化による「変革」が着実に進んでいる。人口減少問題の打開策がない状況が、逆にロボットとAIによる経済成長の反転攻勢のチャンスとなるのか。第一線の専門家たちに未来を聞く。
安倍首相は今期の通常国会は「働き方改革国会だ」と語った。労基法改正を見据え、従業員のモチベーションを上げ生産性を向上させる「真の働き方改革」に成功している組織では、具体的にどう変革したのか。働き方改革を企業業績だけでなく、地方自体の魅力向上につなげ、地方創生の武器とするには。フリーランスやパラレルといった多様な働き方の展望など徹底的に議論する。
いよいよ2020年もすぐそこまで近づいてきた。残された2年を最大限有効活用し、スポーツ立国を実現するためにはスポーツに経営の視点を入れ込むことが欠かせない。スポーツと経営、ガバナンスの融合によって、プロリーグが活性化し、ファンの生態系が生まれる。オリンピアンたちとスポーツビジネスの最前線を行く経営者がスポーツの未来に新たなケミストリーを生む。
マイナンバー制度がスタートして2年。昨年11月にはマイナンバー制度に基づく「情報連携」と個人向けポータルサイト「マイナポータル」の本格運用がスタートしたが、国民の理解はそれほど進んでいない。今後つながるであろう個人の医療情報や金融情報との連携でマイナンバーが社会、働き方、人々の生活、行政をどう変えるのか。マイナンバーによって行政が持つビッグデータの活用が進めば、その影響力は計り知れない。テクノロジーの進化から取り残されがちな行政の分野におけるイノベーションの可能性をトップランナーたちが語る。
仮想通貨を使った新たな資金調達方法としてICOがその利便性、コストの低さから爆発的な広がりを見せ始めている。一方、世界ではICOの投機性を危惧し、中国政府は早々にICOを全面禁止とし、米国やロシアも規制強化に乗り出している。フィンテックの分野で世界に後れを取る日本だが、健全な市場の成長のために何をすべきなのか。日本が取るべき方策をキーマンたちが語る。
地方創生には何が必要か。100の行動では、(1)よそ者、若者、バカ者の活用(ベンチャー・NPO)(2)徹底的な規制緩和による楽市楽座(農林水産業)(3)外部からの積極的な投資による産業の植生(工業)の3つを挙げた。実際、水戸では「水戸ど真ん中再生プロジェクト」が主体となり、よそ者を呼び、規制緩和を行い、外部からの投資を呼び込んで、それまで空き地だった市街地広場を「まちなか・スポーツ・にぎわい広場(M-SPO)」としてアリーナとカフェを中心としてスポーツと食が楽しめる場所に変貌させた。地方創生のキーマンたちが現場の景色を語る。
さまざまなテクノロジーの融合が一層進むクロステックによる革命は、人々の生活、産業、社会そして地球環境をも劇的に変えていく。これからの世界において日本が取り残されないためには、次の世界をつくるテクノロジーに集中投資し、変革を先取りしていくことが必要だ。日本が世界に勝つための方策と行動を議論する。
次の10年。世界の変化のスピードはますます速くなっていく。日本が変化に取り残されるのではなく、変化の最先端に居続けるために今何をすべきか。初日のナイトセッションで議論された新たな「行動」を各グループより発表してもらい、全体で議論する。