G1SUMMIT G1通信(90)
2020年5月29日発行
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5月25日に全国において緊急事態宣言が解除されました。いよいよ生活・経済が再開しますね。G1としてはこれを機に前の状態に戻るのではなく、デジタル化を進めた進化した日本に移行させたく思っています。

さて、政府方針において、「100人以上のイベント(屋内)についての自粛要請」が継続することとなりました。このため、既に200名近い申し込みがある第7回G1ベンチャー(6月14日開催予定)は大変残念ですが中止とし、同日ウェビナーにて2セッションのみの「G1ベンチャーオンライン(仮)」を開催することとしました。また、6月27日に開催予定の第8回G1新世代リーダー・サミット(G1U-40)は、東京でリアル+オンライン参加のハイブリッド型で開催予定です。パンフレットも参加者名簿も完全にオンラインに移行予定です。

今月のG1サミット通信では、特集としてG1メンバーがリーダーシップを発揮して進められている改革を纏めた「コロナショックに対するG1イニシアティブ&活動」を掲載しました。
・豊田剛一郎さん、夏野剛さんらが実現した「オンライン診療の解禁」
・米良はるかさんらによる「新型コロナウイルス感染症拡大防止活動基金クラウドファンディング」
・熊谷正寿さんらが進める「ハンコの撲滅」
・漆紫穂子さん、小林りんさんらが取組む「オンライン教育」
・高島宗一郎さんら「G1首長のリーダーシップ」
・楠本修二郎さん、梅澤高明さんらが動かした「雇用調整助成金の上限引き上げ」
・佐藤大悟さん、川邊健太郎さんがスピーディーに立ち上げた「コロナ禍支援募金」
・高島宏平さんらによる「医療従事者の方向け食事支援プラットフォーム」

など、G1メンバーがこの危機下において各種イニシアティブを通じて有機的に連携し、コロナのピンチをチャンスに変え、G1精神に基づいて行動しています。「コロナを機に日本のデジタル化が進んだ」と、後世の歴史に書かれるように頑張りましょう。(^^)/


G1通信5月号を以下のとおりお送りいたします。

【1】イベント
1)第7回G1ベンチャーの開催方針について(6月14日)
2)第8回G1新世代リーダー・サミット(G1U-40)の開催方針について(6月27日)

【2】「部会・イニシアティブ」活動報告・他
1)オンラインG1サロン開催のご報告(5月7日・5月21日)
2)G1イニシアティブ「Tokyo Harvest(東京ハーヴェスト)」よりお知らせ
3)G1イニシアティブ東北リーダーズ・カンファレンスよりお知らせ
4)G1イニシアティブ「ソーシャル・ビジネス・プラットフォーム」よりお知らせ

【3】コロナショックに対するG1イニシアティブ&活動
1)オンライン診療の解禁
2)新型コロナウイルス感染症拡大防止活動基金クラウドファンディング
3)ハンコの撲滅
4)オンライン教育
5)G1首長のリーダーシップ
6)雇用調整助成金の上限引き上げ
7)コロナ禍支援募金
8)医療従事者の方向け食事支援プラットフォーム

【1】イベント

1)第7回G1ベンチャーの開催方針について(6月14日)

※写真は昨年の様子

5月25日に全国において緊急事態宣言が解除されましたが、政府方針において、「100人以上のイベント(屋内)についての自粛要請」が継続することとなりました。このため、第7回G1ベンチャー(6月14日開催予定)は大変残念ですが中止とし、「G1ベンチャーオンライン(仮)」を開催することとしました。
G1ベンチャーオンラインは6月14日(日)14時から16時に、「コロナに打ち克つ戦略と組織」をテーマに2セッション程度開催予定です。ご参加費は全額返金し、G1ベンチャーご招待者を対象として無料で実施予定です。セッションなど詳細は、対象の皆様に別途ご連絡差し上げています。
今回は、本当に残念ですが、仕方が無いです。既に200名近くの申し込みがあったし、時期も早いので、リアル開催は困難と判断しました。皆様のG1へのご支援・ご協力にとても感謝しています。G1ベンチャーオンラインへのご参加をお待ちしています(^^)/

2)第8回G1新世代リーダー・サミット(G1U-40)の開催方針について(6月27日)

※写真はボード会議の様子

G1U-40は、6月末の週末に軽井沢ISAKで毎年開催してきましたが、今年はコロナの影響もあり、27日(土)に東京でリアル+オンラインの短縮開催とする予定です。5月25日に緊急事態宣言が全国で解除され、6月19日以降は屋内イベントの自粛要請も100名以上開催可と緩和される見込みです。G1の中でも最も満足度が高いG1U-40です。しかも今年卒業する方も多くいます。なんとか良い形で開催したいと思っています。(^^)/


【2】「部会・イニシアティブ」活動報告・他

1)オンラインG1サロン開催のご報告(5月7日・5月21日)

※写真は5月7日のG1オンラインサロンの様子

G1サロンはオンライン形式になってより一層パワーアップし、G1メンバーの学びと情報交換、懇親の場となっています。ルールは自分の名前を明記し、ビデオオンで入ることだけ。G1 LINE等でご案内が届いた方はどなたでも参加できます。今後もガンガンに新しい形をつくっていきましょう!今月行われた第3回、第4回も以下の通り時宜を得たとても興味深い内容でした!杉山文野さん、岡島悦子さん、高濱正伸さん、皆さんありがとうございます!引き続きよろしくお願いします!

【第3回 G1オンラインサロン】
日時 5月7日(木) 20:00-23:00
20:15
第一部セッション
「G1首長が考えるベストなコロナ感染予防、経済救済・振興策とコミュニケーション」
登壇者:鈴木英敬氏 x 高島宗一郎氏
モデレーター:岡島悦子氏
21:00
第二部セッション 
「コロナ後のスポーツのあり方:行政・協会・クラブは今何をするべきか?」
登壇者:太田雄貴氏 x 河村裕美氏 x 小泉文明氏
モデレーター:藤沢久美氏
21:40
第三部セッション
「九月入学移行の是非を問う」
登壇者:柴山昌彦氏 x 中室牧子氏
モデレーター:高濱正伸氏

【第4回 G1オンラインサロン】
日時 5月21日(木) 20:00-23:00
20:15
第一部セッション
「デジタルガバメントを徹底的に進めるG1の行動とは」
パネリスト:川邊健太郎氏 x 平将明氏
モデレーター:小林史明氏
21:00
第二部セッション 
「エンタメ・観光業を救済・発展させるために必要なこと」
パネリスト:中川悠介氏 x 星野佳路氏
モデレーター:山野智久氏

2)G1イニシアティブ「Tokyo Harvest(東京ハーヴェスト)」よりお知らせ

Tokyo Harvestは、食の作り手への感謝と尊敬の気持ちを伝える収穫祭イベントです。今年は5月の開催を予定していましたが、延期を決め、12月の開催を検討中です。一方で、5/23よりオンライン開催をスタート。出店予定生産者の食材をオンラインで購入できるマルシェをオープン。今後畑や海など産地からのライブ配信等も行っていきます。(高島宏平)

【Tokyo Harvest 2020 (オンライン)】
日時 2020年5月23日(土)より開催中
場所 http://www.tokyoharvest.com
担当者連絡先 東京ハーヴェスト実行委員会 事務局
tokyoharvest@oisixradaichi.co.jp

3)G1イニシアティブ 東北リーダーズ・カンファレンスよりお知らせ

東北と日本の各界のリーダーが集い、未来を議論するカンファレンスの4回目の開催を6月26日午後に、オンラインにて実施します。日本、世界が、コロナ禍から立ち上がり復興をしていく上で、震災と原発事故という危機を乗り越えてきた東北の経験が活きると考え、東北から何を学ぶことができるかを議論し、具体的なアクションに繋げます。(高島宏平・楠本修二郎)

【東北リーダーズ・カンファレンス2020 (オンライン)】
日時 2020年6月26日(金)14:00-18:00
(時間は前後する場合がございます。)
場所 zoomを使用予定。ご参加ご希望の際は、下記事務局までご連絡ください。
担当者連絡先 事務局 conference@higashi-no-shoku-no-kai.jp

4)G1イニシアティブ「ソーシャル・ビジネス・プラットフォーム」よりお知らせ

第34回Social Business Platform主催経営者朝会開催のお知らせ。今回のSBP経営者朝会は「共感資本主義」と「社会的インパクト投資」をテーマに開催致します。今後30年の間に経済的リターンと社会インパクトが掛け合わさったイノベーションが起こると言われています。そんな未来の「お金のあり方」について、業界最前線でご活躍されているお二人をお招きして、一緒に対話し、考えていきます。(田口義隆)

【第34回Social Business Platform 主催 経営者朝会】
日時 2020年6月19日(金)8:00-9:30
場所 UBSグループ東京オフィス
(東京都千代田区大手町1-5-1 大手町ファーストスクエア イーストタワー12F)
※今後の新型コロナウイルス緊急事態宣言の状況によってオンライン開催等の対応を含めて開催方針を変更させて頂く場合がございます。
申し込み http://sbplatform.jp/events
担当者連絡先 SBP事務局 田辺 info@sbplatform.jp

【3】コロナショックに対するG1イニシアティブ&活動

G1メンバーがこの危機下において各種イニシアティブを通じて有機的に連携し、コロナのピンチをチャンスに変え、「コロナを機に日本のデジタル化が進んだ」と、後世の歴史に書かれるように行動しています。

1)オンライン診療の解禁

メドレーの豊田さんのリーダーシップで、政府の規制改革推進会議タスクフォースメンバーとなった夏野さんらG1メンバーと連携し、岩盤規制に風穴を開けています。
ずっと医師会や厚労省によって規制改革が跳ね返され続けて来たオンライン診療ですが、今回コロナでその環境が大きく変わろうとしており、そのタイミングでオンライン診療がいかに患者さんにも医療従事者にも大事なものなのか広く知ってもらうイニシアティブが進められました。

・豊田さん、中室さん、駒崎さん、宋さんらによるオンライン署名「新型コロナ疑いの患者に対するオンライン診療の初診利用を認めてください!医療機関を守り、国民を守るために」
http://chng.it/cQMdWFRFjZ

ちょうど総理の要請で規制改革推進会議のタスクフォースメンバーとなった夏野さんや与党国会議員のG1メンバーの皆さんと連携し、短期間で岩盤をぶち抜く第一歩を実現しました。
https://medit.tech/cabinet-office-announced-the-telemedicine-for-covd-19/

2)新型コロナウイルス感染症拡大防止活動基金クラウドファンディング

READYFORの米良さんのリーダーシップで、新型コロナウイルス感染症拡大防止活動基金が立ち上がりました。
https://readyfor.jp/projects/covid19-relief-fund

政府のクラスター対策班にいらっしゃる先生方と一緒に、コロナウイルスの感染拡大防止に取り組む医療現場の皆さん、マスクの製造に尽力している民間企業の皆さん、自粛の中で個人のメンタルケアをサポートする皆さんなど、様々なところに迅速に資金を届ける基金です。政府の補助では届かないところに速やかに届けていくもので、多くのG1メンバーが協力しました。

3)ハンコの撲滅

リモートワークの弊害となるハンコ。このハンコ撲滅に向けてGMOの熊谷さんがリーダーシップを発揮して、内閣府副大臣の平さんは政府側で、小林史明さんは党側で、柳川さんは経済財政諮問会議で、夏野さんは規制改革会議でとG1ネットワークのパワーでハンコ撲滅運動・コロナ対応を機に進めるべきデジタル規制改革が展開されています。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58567370Y0A420C2EAF000/

4)オンライン教育

品川女子の漆さん、UWC ISAK Japanの小林りんさん等が教育現場で取り組んでいるオンライン教育も、夏野さんやG1メンバーとの連携で、コロナを機に恒常的な制度設計の変革へ繋げられることを模索しています。これまで遠隔授業では受信側に教師がいることが必須要件となっており、このままでは、せっかくオンライン教育のハード面・ソフト面が整備されていったとしても、生徒が自宅で受けるオンライン授業は正式な単位として認定されるようにはなりません(現状は、緊急事態として柔軟な運用が行われています)。要件見直しやICT環境の早急な整備、遠隔授業における単位取得数の制限緩和など、コロナを機に実態に即した学びの多様化がはかれるようG1メンバーが頑張っています。

5)G1首長のリーダーシップ

コロナで最前線に立つG1首長のリーダーシップについては枚挙にいとまがないですが、ここではメディアでも多く取り上げられた福岡市の高島市長の#fridayovationをご紹介します。緊急事態宣言の期間中、毎週金曜日の正午に「Friday Ovation」という、医療・介護関係者に感謝の拍手をしようという取り組みが高島市長のリーダーシップでスタートしました。

福岡でも病院や介護施設でクラスターが発生して、最前線で働く医療スタッフとその家族も感染してしまいました。クラスター感染が発生するかもしれない、また自身や大切な家族が感染するかもしれないという不安と戦いながら、みんなの命を守るため職務を全うしてくださっている医療・介護の関係者の皆さんに届くように、感謝のメッセージなどを書いたボードなどを持って「#fridayovation」のハッシュタグで投稿して、見える形で感謝と拍手を送っています。

6)雇用調整助成金の上限引き上げ

政府の中小・中堅企業支援策の拡充にも、G1ネットワークが活躍しました。楠本さん、梅澤さんらのリーダーシップでオンラインG1サロンでもセッションが行われ、雇用調整助成金が現在の8,330円では、社員にある程度の給料を払っている会社では総人件費の半分にもならない、上限を12,000円へ引き上げることが実態に即した支援策だと政府を動かしました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58769020T00C20A5000000/

7)コロナ禍支援募金

ヤフーの川邊さんのリーダーシップで、コロナ禍10万円給付金、「このお金はもっと困っている人に」とか「寄付したいけど、どこに?」と思っている方に向けてコロナ禍支援募金が開始されました。医療、教育、文化・スポーツ、中小企業支援など自分がしたい支援を選ぶ事がきます。
https://donation.yahoo.co.jp/promo/covid19/

8)医療従事者の方向け食事支援プラットフォーム

オイシックスの高島さんのリーダーシップで田口さん、藤沢烈さんらと、医療従事者の方向けの食事支援のプラットフォームが立ち上がりました。ちゃんと栄養摂取ができていない、ちょっと一息つくこともできないという医療従事者の声に応えていきます。ユーグレナ出雲さん、グリコ江崎さんをはじめ60社以上の食品メーカーさんが参加し、更に増えています。
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO58448580U0A420C2HE6A00?s=0


最後に、今後のイベントスケジュールのご共有です
(招待対象者はイベントによって異なります)。
G1関連イベント スケジュール
2020年
6月14日(日) 「G1ベンチャーオンライン(仮)」(オンライン)
6月27日(土) 「第8回G1新世代リーダー・サミット」
(グロービス東京校&オンライン)
9月12日(土) 「第2回G1中部in伊勢志摩」(三重県)
10月11日(日) 「第10回G1 Global Conference 」(グロービス東京校)
11月23日(月・祝) 「第9回G1経営者会議」(グロービス東京校)
2021年
3月19日(金)-21日 (日) 「第12回G1サミット」(宮城県)
今月号は以上となります。
次回のG1関連イベントで、会いましょう(^^)/

一般社団法人G1 代表理事 堀義人